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【働き方改革】課題と問題の違いをドラクエ風に説明してみた

 こんばんは!土日になついてくれたカモメちゃんは出社している間にすっかりパパを忘れてしまい、目を合わせてくれないコトに慣れつつあるリョウです(´;ω;`)

 

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今日はドラクエ風にまじめな投稿

会社員をしていると、「これは問題ですね。」とか「課題はこう言ったことが考えられます」のようなセリフを毎日聞いていると思います。問題と課題の違いっていうのは明確に存在することを知っていましたか?正しく使い分けていないと会社で恥をかく可能性もあるので、今日は問題と課題の違いについてドラクエで例えながら、わかりやすく説明したいと思います。

  • 問題・・・あるべき姿と現状のギャップ

  • 課題・・・ギャップを埋めるためにやるべきこと

 

問題とは「あるべき姿と現状のギャップ」

ドラクエで例えてみましょう。自分が操作する主人公である勇者はプロローグで王様に会いに行き、王様から勇者として認められ、現状の悲惨さを認識させられ、魔王の存在を聞かされて旅に出ます。

 

勇者にとってのあるべき姿は「世界中の人が魔物に殺されない平和な世の中」です。そして現状は「世界中で1年に1万人の人が魔物によって殺されている」としましょう。(数字は適当じゃーい)

 

この場合は簡単ですね。あるべき姿は魔物に殺される人が「0」人なので、ギャップ(=問題)は「人が魔物に1万人/年 殺されていること」になります。(なんという殺戮の世界。。。)問題はギャップのことなので、「あるべき姿」と「現状」を引き算して文章にしてみましょう。仕事とは問題解決です。勇者という仕事は上記のような問題を解決することで、賢者は賢者の問題解決をしており、商人は商人の問題解決をしています。職業や立場(役職)によって抱える問題は異なります。まずは自分自身について「3年後のあるべき姿」と「現状」を言語化し、そこに横たわる問題を明確にしてみましょう。(すべては実践が大事です!)

 

 

課題とは「ギャップを埋めるため=問題を解決するためにやるべきこと」

勇者は幸運にも物語の序盤で課題を与えられます。王様からこんなことを言われますね。

王様:「魔王のバラモスを倒せ」

はいこれが課題です。つまり勇者は「世界中の人が魔物に殺されない平和な世の中」を実現するために「人が魔物に1万人/年 殺されていること」という問題を解決したい。この時の課題を「魔王バラモスを倒すこと」と設定しました。

  • あるべき姿=世界中の人が魔物に殺されない平和な世の中
  • 現状=世界中で1年に1万人の人が魔物によって殺されている
  • 問題=あるべき姿ー現状=人が魔物に1万人/年 殺されていること
  • 課題=魔王バラモスを倒すこと

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魔王バラモスを倒せ!

課題設定で重要なことは、その課題をクリアしたときに問題が解決できていなければなりません。ストーリー序盤で王様から、なぜ魔王を倒せば平和になるのかを説明されると思います。例えば「魔王を倒せばすべての魔物は魔力を失い、人に危害を加えることがなくなる」といった感じに。その根拠があってこその「魔王を倒せば世界は平和になる」という論理です。この論理が納得できるものでなければ、論理の仮説検証を通じて課題の確からしさを見極めなければなりません。何せ、仕事をする場合、リソースが必要です。リソースとはコストです。お金がかかります。王様が勇者とその他3人雇ったとして、20万円/人月 × 4人 × 12か月 =960万円/年の投資が必要です。この時、何の根拠もなく防衛大臣が「バラモス倒すのに1000万円必要ですー」って王様に言っても投資してくれません。「魔王を倒せばすべての魔物は魔力を失い、人に危害を加えることがなくなる、と古からの言い伝えとしてあります!だからバラモス倒すのに1000万円必要です!」って言えば投資してくれそうじゃないですか!?(熱意入ってる) 会社も同じです。雑な課題形成しても投資判断は下せません。

 

 まぁ勇者の場合は王様(の側近)のおかげで正しい課題形成ができました。仮にここで王様の側近である防衛大臣が無能で「世界中の魔物をすべて倒す」と課題設定してしまったら、勇者の寿命はいくらあっても足りなかったかもしれません。防衛大臣(さっきから誰だよあんた(´ω`))が見事な課題形成をしてくれたおかげで、勇者は一直線に魔王に向かうことができました。

 

そう、ここでもわかるように課題形成とは効率的な問題解決をするための超重要なタスクです。さっきの例のように課題形成が甘いと勇者は一生かけても「世界中の人が魔物に殺されない平和な世の中」を実現できなかったでしょう。

 

重要なのは型にはまらない柔軟さ

だけど、バラモスを倒しても世界に平和は訪れません。バラモスを操るゾーマという大魔王が存在していたから。大きな落とし穴です。古の言い伝えを妄信した防衛大臣やそれに対して認可した王様の責任問題です。残念ながらバラモスを倒した時点での、勇者は問題解決失敗です。

どんな仕事でも、問題をばっちり解決できることは稀でしょう。課題形成を失敗していることもあれば、どうしても課題を達成できないこともあります。つまり、その都度正しい方向を見極めながら、柔軟に実行しくことが最も大切なんです。「バラモス倒すことが課題じゃなかったんかーい」と思ったら「じゃ、ゾーマ倒しに行こっ」、でもその前に「ドラゴンソード取りに行こっ」と課題を形成しなおせる柔軟さが勇者の勇者たる所以なんですね。

 

それではおやすみなさい!